膜処理(膜分離)とは圧力差、濃度差、電位差などを駆動力とし、化学変化を伴わない分離プロセスのことです。
膜の種類によって分離(除去)出来る範囲が変わります。その領域一覧は下記図になります。
RO(逆浸透膜)だと、イオン成分まで除去できるのがわかります。
膜の種類と主な用途
膜の種類 | 除去対象 | 主な用途 |
精密ろ過膜(MF)
Micro Filtration |
流径0.01~10µm程度の微粒子
大腸菌、コレラ菌、クリプトスポリジウム |
除菌、除濁、固液分離、浄水、
MBR・ROの前処理 |
限外ろ過膜(UF)
Ultra Filtration |
分子量1000以上(~3000,000)の高分子物質ウィルス、コロイド | 除菌、除濁、タンパク質の分離等 |
ナノろ過膜(NF)
Nano Filtration |
分子量200~1000以下の高分子物質
多価イオン、農薬や臭気物質 |
微量化学物質の除去 |
逆浸透膜(RO)
Reverse Filtration |
分子量1000以下の高分子物質、1価イオン | 海水の淡水化、超純水の製造 |
浸透圧とは
浸透現象とは、半透膜で隔てられた濃淡2種の溶液において、溶液の濃度が等しくなる方向、つまり希薄溶液側から高濃度溶液側に溶媒(水)が移行する現象をいいます。(ア)
それとは逆に、濃厚溶液から希薄溶液へ移動させる現象を逆浸透といいます。(イ)
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